人形劇団ポポロさんによる、「新ばけものづかい」を観てきました!
ホールの入り口からかわいい!くぐって会場へ。
開演前から楽しめる工夫が素敵ですね。
開演直前になると、音楽に合わせて人形がちらっと姿を現す。
子どもたちが「あ!」と声をあげています。右側のけこみから河童が出たと思ったら、左からはきつねが! 次はこっちから...と自然に子供たちが期待してけこみを見ているのがすごいですよね。
劇場は、楽しい芸から始まりました。
ねずみのチューちゃん
箱から箱へ、ねずみのチューちゃんが跳んで移動します。
実際には跳ぶというより、箱に仕掛けがあるようなのですが、最後に箱の中を見る
とあっと驚きます。なんだかマジックみたいです。
子どもたちの想像や発言も面白い!
玉すだれ
お三方による「さては南京玉すだれ」
3人いると大きな作品もできるんですね!富士山とか。
私が知っている玉すだれより、はるかに大きな作品がたくさんありました。玉すだれで表現できるものは進化しているのですね。
このような芸というか、「観て楽しむ」経験って、子ども時代は意識しないと観る機会がないのかなと思いました。
いよいよここから、「新ばけものづかい」です。
「新ばけものづかい」
あらすじ:おばけたちが住む家に引っ越してきたおじいさん。人使いが荒いことで有名なおじいさんは、次々に出てくるおばけたちをこき使います。
せなけいこ作の絵本で「ばけものづかい」があることを恥ずかしながら初めて知りました。
つぎつぎ出てくるおばけたちが怖いっちゃ怖いんですけど、人形になっているせいか、かわいいんですよね。
おじいさんが怖がっていたら怖く見えていたかもしれませんが。3つ目小僧のシーンなんか、孫を可愛がるおじいちゃんの図にしか見えない。
からかさお化けは目や傘に仕掛けがあったり、大入道はとにかく大きかったり、人形たちのバラエティに富んでいます。人間の役は大きい頭をかぶっているのが面白いです。プークでも被り物を観たのですが、こういうの一般的なんですね。
明かりの小道具や、障子も両面使えるようになっていて細かいです。こういう舞台の美術のことも同時に知りたいです。
オリジナルの曲「♪ばけ ばけ ばけばけ♪」も頭に残るサウンドでした。
ポポロさんの作品がもっと観たい!と思った観劇でした。