糸あやつり人形一糸座「一糸座古典シアター2022冬」

 一糸座さんの「一糸座古典シアター2022冬」を観てきました!

小平の一橋学園駅近くにあるカフェ オオワニ通り

その地下にアトリエが!!












入り口近くに飾られているものがかわいいです。


演目は2つ。

1. 本朝廿四孝ー奥庭狐火の段ー

上杉謙信と武田信玄の争いの中の話を取り扱ったのが本朝廿四孝だそうです。

諏訪湖の白い狐の伝説で、八重垣姫は、白狐に導かれて凍った諏訪湖を渡る話です。

とにかく、兜が飛ぶシーン、狐が出てくるシーンが印象的でした。

人形の繊細な動きに目が釘付けになりましたね。


2. 人情噺文七元結

元結(もっとい)って紙でできた紐のことなんですね。恥ずかしながら知りませんでした。

左官の長兵衛は博打に明け暮れて、家が借金だらけになってしまった。夫婦喧嘩が絶えないことを見かねた娘(おひさ)が身を売ってしまう、ところから始まります。

人情系の話を人形劇で見たのは初めてで、これは歌舞伎とか落語が元なんですね。

確かに歌舞伎や落語にありそうな話です。

登場人物が多い中、5人で回しているのがすごいです。

また、後半言い合いやどつきあいなどで人形が激しく動くシーンがあります。そこで女房が壁にぶつかり、鼻血がでてました。(すごい仕掛け!ここでおお~と声があがっていたので、観に来た方々は相当なファンですよね)

血が出る仕掛けってびっくりするけどいつもすごい。と思います。

1時間くらいはあり、セリフ回しや細かい動きが素晴らしい内容でした。


最近は古典系や伝統人形芝居に興味が出てきています。